大人のピアノ独学が危険な3つの理由

どーも、おっさんピアノです。
「ピアノ 独学」 と 検索ボックスに入れると
次の候補として 「危険」という単語が出てきます。
何故、大人のピアノ独学が危険と言われるのでしょうか。
私の結論は3つです。
- 長続きしない可能性が高い
- 色々な情報に流されて迷子になる
- 自分にとって有益な情報かどうかを判断するのが難しい
ひとつずつ解説していきますね。
危険①大人ピアノ独学は長続きしない可能性が高い
大人のピアノ独学はとにかく脱落しやすい
これは、ピアノに限ったことではありませんが。
独学は気軽に始めやすい分、脱落もしやすいです。
独学と比べるなら、絶対に週に一度ピアノ教室に通ったほうが、長続きしやすいですよね。
伴走者がいてくれたほうが、継続しやすいのは当然ですね。
しかし、
「だから、ピアノ教室に通いましょう」
「仕事が忙しくて通うのが難しいなら、通信講座にしましょう」
と言うのも気が引けます(私は一切使ったことがないです...)。
【対処法】大人のピアノ独学を長続きさせるコツ
以前の記事で3つの対処法を紹介しました。
- 練習時間にノルマを設けない
- もう一つ新しいことをする
- 誰かにアウトプットする
どれもお金をかけずにトライできます。
良かったら一度試してみてください。
おススメは特に③の「誰かにアウトプットする」です。
大人の独学ピアノは、
「インプット10割・アウトプット0割」
このパターンに陥りがちです。
可能な範囲で、アウトプットの割合を引き上げてください。
ピアノは鍵盤を叩くというスポーツです。
インプット(練習)ばかりでなく、アウトプット(試合)をしましょう。
スマホで演奏動画を撮影するのが、手軽で簡単です。
しかも、コスト0円です。
ストピできる場所があるなら、ストピもおススメです。
上手いとか、下手とか関係ないです。
アウトプット(試合)をしましょう。
危険②大人ピアノ独学は様々な情報に流されて迷子になる
様々な情報が独学ピアノ初心者を迷子にする
ネットのおかげで本当にたくさんの情報にアクセスできるようになりました。
無料で有益なコンテンツが多くあります。
しかし、その多さが故に大人ピアノ独学者は
「迷子」になりやすいです。
自分にとって「必要な情報」と「いらない情報」を
区別することが難しいです。
全ての情報が正しいように見えてしまいます。
あれもこれもと情報をかいつまみながらピアノを練習してしまう。
その結果、
「絶賛、迷子状態」
に、なってしまうのです。
迷子になると、モチベーションが下がりやすいので、なるべく迷子になるのは避けましょう。
【対処法】大人ピアノ独学の迷子を防ぐコツ
迷子にならないためのコツを1つ紹介します。
それは
何故ピアノをするのか。ピアノに取り組む目的を明確にすること
です。
目的が明確な人は、迷子になりにくいです。
目的(ゴール)があるとブレにくいです。
逆に目的がはっきりしていないと、大量の情報の中で自分を見失います。
なので、迷子にならないために目的を明確にしましょう。
私が独学でピアノを始めた目的は
おじいちゃん・おばあちゃんたちとピアノの伴奏に合わせて歌うため
でした。
目的がはっきりすると「いる情報」と「いらない情報」の区別がしやすくなります。
「この情報は正しいけど自分に必要のない情報」
「この演奏技術はかっこいい。けど、自分の目的達成のためには必要ない」
迷子を防ぐためにも、ピアノに取り組む目的をはっきりさせましょう。
「ただ、何となくピアノがしたい。」
と明確な目的が無い方は、
「自分が演奏できるようになりたい曲やジャンル」
をまずは明確にしましょう。
そうすることで、情報の取捨選択が少しラクになりますよ。
危険③大人ピアノ独学は有益な情報を判断するのが難しい
その「情報・教本・商材」は私にとって良いものですか?
これが、大人の独学をする上で最も陥りやすい危険かもしれません。
大前提として
「通信講座や情報商材は必要ない」
可能性が高いです(あくまで独学初期段階)。
これらを買うことで基礎が一通り学べる
「安心感」や
「情報を取捨しないでいい手軽さ」
があるのは確かです。
ただ、情報を発信している人たちは
「儲けたいから情報を発信している」
このマインドの人が圧倒的に多いです。
なので、一見無料でピアノに関する知識や技術を教えてくれてるように見える情報の中には、
向こうが売りたい商品を買ってもらうように「結論をミスリード(誘導)」していることがある
なので、発信者側の意図をくみ取りながらネットの情報と上手く付き合いましょう。
【対処法】ネットと上手く付き合う
とはいえ、大人のピアノ独学初心者が頼りにするのは、書籍かネットコンテンツが主となります。近くにピアノのことを相談できる相手がいる人は少ないはずです。
なのでネットと上手く付き合い、有益な情報を選択できるようになりましょう。
上手く付き合うコツとしては、
「独学開始初期は、〇〇日間でピアノが上手になる」
のような高額商材や通信講座は必要ない。
と心に刻むことです。
これらの中には、とても有益なものもあります。
ただ初心者の時は、「どれが私にとって有益か」
を、判断するのが難しいです。
ただ、ある程度独学を重ねていくうちに、
自分とって必要な「教本」が徐々に分かってきます。
それまでは、ネットの無料情報だけで十分独学できるでしょう。
初期に買うのは練習する曲の楽譜だけ。
と、あえて「縛り」を作るのもいいかもしれませんね。
まとめ
大人のピアノ独学が危険な3つの理由を紹介しました。
その3つとは、
- 長続きしない可能性が高い
- 色々な情報に流されて迷子になる
- 自分にとって有益な情報かどうか判断するのが難しい
でした。独学には色々とリスクがつきものです。
ですが、独学はそのリスク以上に
「手軽に始めやすい」という最高のメリットがあります。
まずは独学で始めてみる。
それでダメなら次(ピアノ教室に行く等)を考える。
結局、色々と考えてる時間が一番楽しかったりしますもんね。
それでは、おっさんピアノでした。