ピアノ初心者におススメ!2曲目に選ぶ楽譜

どーも。独学ピアノ歴6年目の おっさんピアノです。
今日は私が独学開始当初に、曲選びで困った話をします。
独学始めたばかりの頃って曲を選ぶのが本当に難しいですよね。
早く一曲を完成させたいと思って、「とっても簡単」で幼稚すぎる曲だと
気分があまり乗りません。
「自分の好きな曲からしよう」
そう思って、簡単アレンジverの楽譜を購入しても
「全然簡単じゃなかった」

途中で投げ出した楽譜たちの墓場が出来上がってしまいます。
なので今回は、練習曲の2曲目として選ぶなら
この辺りのレベルの曲を選ぶかなー。
という曲を紹介します。
そして、その理由も説明していきます。
私は5年間、誰からもレッスンを受けずに独学のみで100曲演奏できるようになりました。
その時の経験をネットでシェアし、一人でも多くの方が独学ピアノを楽しんでもらえたらと思いブログを始めました。
【結論】2曲目はこれ
「夕焼け小焼け」が二曲目に最適
私が選ぶ2曲目は「夕焼け小焼け」です。

え、また童謡ですか。
そう思いますか。
はい、そうです。
おっさんは、童謡大好き人間です。
ただ本当に、1曲目に「雪」をした場合、
2曲目は「夕焼け小焼け」がおススメです。
難しすぎず、程よく新しい要素が入っています。
丁度乗り越えやすい高さのハードルです。
夕焼け小焼けを練習するメリット
コード伴奏ピアノを覚えるのに童謡は最強のソリューションです。
夕焼け小焼けを2曲目に練習するメリットは、
- 無料で楽譜が手に入りやすい
- メロディがゆっくりでシンプル。
- 慣れ親しんだ曲なので、多少楽譜が読めなくてもピアノ演奏ができる。
本当にいいこと尽くめです。
なのに、ピアノ学習サイトで「童謡を練習しよう」なんて書かれたものはほとんどありません。童謡を宣伝しても、誰も儲からないからでしょうね。

よっぽど怪しげな商材を売ったほうが儲かりますからね。
商材が全て悪いと言う気はありませんが、少なくともピアノ開始当初は必要ありません。資本主義は強いから気を付けましょう。
なので、私は声を大にして童謡の良さを宣伝していきますね。
【理由】1曲目の復習 + ステップアップできる要素が入っているから
最初の曲が復習できる曲を選ぼう
独学当初の私は、手当たり次第に楽譜を選んでいました。
新しい曲を選ぶときに
「以前練習した曲の復習ができる楽譜を選ぼう」
なんて考えは全く持っていませんでした。
とにかく、早くピアノが弾けるようになりたいという気持ちが全開でした。
手当たり次第、自分が弾きたい曲を選んでました
復習すべきポイントは「コード」

童謡を練習するとき
右手のメロディは割とシンプルなので、そこまで躓くことは少ないです。
自分がピアノを始めたばかりの時も、メロディの練習はサクサク進むことが多かったです
(#や♭が出るまでは)。
しかし
とにかくコードが難しい。左手が思うように動いてくれない。
左手は「C」、「G」、「F」の3コードを覚えるだけで良いのです。
たった3つだけ。
一見簡単そうです。
しかし、左手の移動距離を減らすために、転回形を弾くので
Cは小指・中指・親指 で弾いて
Fは小指・人差し指・親指 で弾くことになります。
この時、中指と人差し指が切り替わるの指の動きにとても苦戦しました!
頭の中では分かってるけど、指が動いてくれない。

最初は左手が本当に動かないんですよねー。
だから、コードをまず積極的に復習する必要があります。
なので、反復練習が必要です。
ただ、同じ曲を何度も繰り返し練習するのは、単調で飽きやすいので
同じコードが出てくる「違う曲」を練習するのがおススメです。
夕焼け小焼けも「C」、「G」、「F」
ネットで夕焼け小焼けの楽譜を見てください。
「C」、「G」、「F」の3コードだけですね。
ただ、「雪」の時よりもコードの入れ替わりが多いです。
左手が前回より少し忙しそうです。
少しのステップアップとしては丁度良いです。
まずは右手は弾かずに、左手でコードだけを弾いてください。
2つ目のステップアップ要素
残り、2つの要素を紹介します。
左手をパラパラ弾く練習ができる。
左手パラパラで伝わりますか?
コードを弾くときは、3つの音(Cならド・ミ・ソ)をまとめて弾いてました。
それをまとめて弾かずに分解してパラパラ弾きます。
ド→ミ→ソと順番に弾いたり
ド→ソ→ド→ソ と
「ミ」を弾かずに仲間外れにしたり
※文章じゃ分かりにくいので、後日動画をUPします。
このパラパラ弾きは、しっとりした曲の時によく使います。
「雪」は元気が良く、割とアップテンポな曲です。
なので、3つの和音をまとめて弾いて全然OKでした。
ただ、
「夕焼け小焼け」はしっとりと弾きたい。

とろけるくらい、しっとりと弾きたい。
そんな時にパラパラ弾きが相性抜群です。
パラパラ弾くことで左手の基礎練習になる
左手を個別にパラパラ弾くのは結構大変です。
私も独学ピアノ1年生の時は本当に苦労しました。
上手くできず、余計に力むため、軽い腱鞘炎になりました。
力みすぎ注意です。
大変ですけど、左手パラパラはとても重要な技術です。
反復練習すれば、必ず右手でメロディ + 左手パラパラができるようになります。
こういうふうに
曲の中で新たにでてきた要素を練習する。
これが、一番効果的です。
必要になったときに必要になった技術を練習しましょう。
「最初のうちは特に」
です。
その技術を何に使うか分かって基礎練習をするのと、
それを何に使うか分からないまま闇雲にするのでは
練習の質に圧倒的な差が出ます。
だから
基礎技術はその技術が必要なったときに練習する。
コレがおススメです。
3つ目のステップアップ要素
右手もステップアップしよう
最後のステップアップ要素は「右手」です。
「夕焼け小焼け」では
低い「ド」から高い「ド」まで弾きます。
右手の動く幅が少し広くなります。
「雪」では「ラ」までしか使いませんでした。
なので、右手は移動距離が増えるので、少し忙しくなります。
右手も丁度いい高さのハードルですね。
まとめ
ピアノ独学初心者が、2曲目に弾くのにおススメ曲を紹介しました。
「夕焼け小焼け」を2曲目に選んだ理由は、
- 1曲目の復習ができる曲だから(「雪」と同じコードが出る)
- 左手でコードをバラシてパラパラ弾く練習ができる
- 右手の動く幅が少し増える
になります。
本当に楽譜選びは重要です。
だけど
ピアノ独学初心者にとって適切なレベルの楽譜を選ぶことは、難しいです
Lv.5の自分がLv.6になるためにはLv.6相当の曲を練習すると効率がいいです。
しかしピアノ独学の場合、次のレベルになるのに必要な要素が、よく分かりません。
超えるべき壁の全体像を掴みにくいのがピアノです。
なので、私も楽譜選びには苦労して、結構な回り道をしました。
独学初心者の方が楽譜を選ぶ際のお役に少しでも参考になれれば、嬉しいです。
さあ、ピアノの練習頑張るかな。
それでは、おっさんピアノでした。